痛風の原因と予防方法

痛風とは

「痛風」と呼ばれるように、風に吹かれただけで痛い、という意味があります。名前どおり、痛いというのはこの病気の特徴です。血液中の尿酸値が高い状態で、尿酸という成分が関節の中で固まり、結晶になるため、足の指や足の首、膝などに起こる急性の関節炎です。関節炎は突然起こるので痛風発作と呼ばれています。特に足の拇指の付け根の関節が一番多く見られ、初めて痛風発作の人の約7割はこの部位です。血液中の尿酸値は女性より男性の方が高いので、痛風患者さんはほとんど男性です。尿酸値が高いほど痛風は発作しやすくなりますが、尿酸値の高い方の中で、一部だけ痛風という症状があります。また、足の拇指の付け根が痛いのが全部痛風ではなく、感染症や変性疾患より痛みがかじられる場合もあります。

痛風の原因

尿酸というのははプリン体が代謝されて最終に生じる物質です。私たち人間にとって、プリン体は生命の不可欠の物質で、遺伝子の中に含まれていますし、エネルギーの元でもあります。そのため、血液には、一定の尿酸が含まれています。ある原因で血液中の尿酸の濃度が高くなり、7.0mg/dlを越えると高尿酸血症という症状になりました。高尿酸血症が長く続けると、足、膝などの関節の組織に固まり、結晶が生じます。結晶した尿酸が関節の骨と骨の間に遊離すると、白血球に攻撃されて炎症が起こります。これで痛風発作が起こります。

痛風の症状

痛風発作前に熱っぽい、圧迫感、むずむずするなど症状が感じられ、6~12時間後に痛風発作が始まる場合が多いです。足の拇指の付け根の痛みが最も多いですが、足首や膝にも痛みが感じられることがあります。典型的な痛風発作の症状は痛みが強く感じられ、歩くにも困難になることが多いです。発作する時、激烈な痛みとともに、腫れ、発赤、熱感が出ます。発作は一般的に24時間内にピークを迎え、3~4日の後徐々によくなり、一週間~10日の後自然に正常に戻ります。最初は年に1~2回の頻度で発作しますが、そのまま放置すると次第に頻発になり、症状もどんどん悪化してきます。また、発作の頻度が高くなるとともに、慢性の関節炎まで進行することもあります。そして、症状の悪化につれて、関節軟骨を傷つけて骨の欠損がでて、関節の変形が起こる可能性もあります。

痛風の食事 

痛風という病気は日本では1960年代から多くなりますが、その前ほとんどないといわれています。病気になる患者の人数が多くなる主な原因は欧米の食事習慣の影響で、動物性蛋白質や動物性脂質を含む食品を食べ過ぎるようになったと考えられています。痛風は一般的に尿酸値が高くなると発作しやすい病気で、代わりに尿酸値を減少させることで、症状の改善ができます。体のバランスがアルカリ性になれば、尿酸が溶けやすくなるため、野菜や果物などアルカリ性質の食材を多く食べると、痛風の改善に効果があると考えられています。

痛風の予防

尿酸値の濃度が一定水準を超えると、尿酸が関節に結晶化し、固まります。固まった結晶が白血球に攻撃されることで、痛風の痛みが感じられます。血液の中の尿酸が結晶化しない限り、痛風の症状が出ません。そのため、尿酸値を下げることで、痛風の予防ができます。では、尿酸値を下げる方針として、痛風予防に四つのポイントをご紹介します。

(1)カロリーの摂取をコントロールすること

肥満度が高いほど尿酸値も高くなるため、痛風発作の懸念が高くなります。肥満を防ぐことには、食事からの総カロリー摂取をちゃんと控えることは非常に重要だと考えられています。

(2)アルコール飲料を控えること

ビール、ワインなどのアルコール飲料にはプリン体があります。プリン体が体の中に代謝し、最終産物として尿酸が現れます。そして、アルコールはほかの食べ物に比較すると吸収が早いため、尿酸に変わる速度が速いという特徴があります。尿酸値を正常レベルに維持するため、アルコール飲料を飲みすぎないようにしてください。

(3)適度に運動すること

ある調査によりますと、適度なスポーツしている人は痛風リスクが40%減少することになります。しかし、「適度な」ということはポイントです。激しい運動をすると、体の中の尿酸が増やすため、逆効果になるかもしれません。事務室で仕事して、なかなか外に出て運動するチャンスがない方は、体のストレッチをしても効果があります。

(4)水分を十分にとること

渇いているとき、体の中の水分が足りなくなるとけ血液中の尿酸値の濃度があがります。理想的には1日約2リットル以上の尿を排出するのは一番いいので、夏でも冬でも毎日少なくとも2リットル以上の水を取るのはお勧めです。